• 2021/04/19
  • 各校共通,その他

舞台制作の裏側と照明合わせって何?について

こんにちは、アキバレエスタジオ です。今年は発表会が3月に、中央林間とアキバレエプラス の合同発表会は終了しましたが、

次は6月に「大倉山校6/12(横浜市)」、「溝の口校6/26(川崎市)」と二本開催されます。


※本年は市の規定により座席制限やホール使用に関する様々な規定の関係で、
座席数の制限と全席指定チケット、出演者から優先の事前抽選会を実施します。
方法は後日お知らせします。

知っておこう発表会を支えるスタッフと裏側


まず最初にみなさんが出演する、舞台ですがどんなスタッフが関わり、
舞台裏でどういった制作が行われているかご存知ですか?

出ると決めた以上、しっかり備えて欲しいな〜と思うので、紹介します。


まずは音楽と振り付けと衣装


お手紙や連絡事項の数々と並行して、
実際に出ると決めた後は、講師が、出演参加人数に応じて作品を考え、振付けを考えます。
(途中でやっぱり、、、出ません。というのが難しいのはこのためなんですね。投げ出す事がダメな事も勿論そうなんですが
人数によって隊列や動きが決まるので、再度振りを変える、動きを変える、他の生徒さんが動きをまた1から覚え直すなど
全体に迷惑がかかってしまうこともあります。)
振り付けは、生徒に合わせてアレンジされているものもありますので、オリジナルになっていることもあります。



衣装選びも大変です。
かぶらないように、みなさんの笑顔を想像しながら、各先生たちが考え選んでいます。
そして衣装屋さんの数の在庫も確認しながら、発注していきます。

特に数が多いので(溝の口で200着以上、大倉山で100着前後)、在庫の確保などがとても大変。
特大サイズの段ボールで数十箱と届くので、毎年配布するまでスタジオや保管場所の確保も必要です。(ひえー)



さて、踊るためには、音楽も必要ですね。

そのための音楽を細かく編集したり(部分を短く、長く、テンポを一部速くゆっくり)などを行っています。
これまでは、作曲家でもある代表がほぼ一人で行っていましたが、
本年からは、編集スタッフ、当日担当する音響さん等が担当することになっています。
全員プロなので綺麗で踊りやすい音楽に仕上げてくださいます。

(但し、作った後に何度も細かい変更は難しくなるので、決まった音楽でしっかり練習して仕上げましょう)



曲が決まったら作品の順番を決めます。

作品の順番はパズルのように

6月12日の大倉山校発表会で、70名。
6月26日溝の口校の発表会で150名の出演者と、アキバレエスタジオ は各校舎ともに生徒の多いスクールです。

週複数回コースの生徒の出番や、全体的な演出の雰囲気、衣装のバランスなどによって考えることは山のようにあります。
パズルのように細かく何度もチェックして組み立てる作業になっていきます。

先生みんなで「あぁでもない、こうでもない」と頭を悩ませながら
当てはめ、崩して、また当てはめ、いろんな角度からベストを考えて作っています。
スクール規模の中で様々な状況の中でのベストですので、個々での希望は受け付けることが難しいためご了承ください。


これらが終わったら、衣装の発注、メイク、プログラム制作、チケット制作、
本番のスタッフ人員の確保と続きます。

スタッフの人員もやはり大所帯

人員もまた大変多く関わります。ざっくりとですが

当日の表方:(受付周りや客席誘導案内などのスタッフ業者)
裏方:(舞台を作り進行するスタッフ) 
衣装屋さん、用品屋さん
楽屋まわり:(楽屋で様々なお手伝いをするスタッフ)
カメラマン:映像業者、写真業者 
影アナ:司会進行MC
出演ゲストダンサー:本年もバレエダンから男性ダンサーが出演


など、アキバレエスタジオ においては、
溝の口校で外部のスタッフが総勢60〜70名近く+校舎の全講師+お手伝いくださる保護者様が動きます。

大倉山校は溝の口の半分ですが、それでも30名近く+先生が携わります。

以上が、アキバレエスタジオ で行っている準備前のお仕事です。



「当日はとってもバタバタするので、「忘れ物をした」、「お手紙やお知らせを読んでいなかった」、「時間通り行動しなかった」
は出演者や多くのスタッフさんにも迷惑がかかります。しっかり先生の言うことを聞いて行動しましょう」




照明合わせとは



さて、2ヶ月をきっておりこれから照明あわせなども出てくるため、今回もう一つのテーマである
照明合わせって何?について解説します。


ここまでに「たくさんのスタッフさんが関わり舞台のためには多くの人、時間、準備が必要なんですよ」。
というお話について知っていただけたかと思いますが、
そんな舞台を作る上でかかせないのが、


「照明合わせ」です。



照明合わせは舞台監督さんを中心に、舞台に携わるスタッフさんの前で本番と同じ踊りを披露する場のことですが、


まず、舞台監督さんというのは、
発表会の舞台の全てを仕切り、細かいタイムスケジュールを固め、
全ての舞台上の指示を出す権限をもったスタッフさんのことです。

その監督さんを中心としたスタッフで照明合わせをとり行いますが、
溝の口については6月13日に確定しています。


具体的には、
  • 「各演目に何名の出演者が出演するの?」
  • 「個々がどういった衣装を着用するの?」
  • 「舞台上でどんな舞台転換が必要?」
  • 「大道具小道具、どんなセットを使うの?」
  • 「各作品では細かくどんな照明が必要?」
  • 「どんな演出で、どんな音のきっかけ?」


などを、振り付け担当の講師スタッフの希望も聴きながら、調整しまとめていきます。
生徒は、監督を中心に、照明、音響のチーフスタッフの前で、本番と同じ実際の踊りを披露します。


それをもとに、舞台監督・照明・音響、各スタッフへ見せながら細かく協議をし、
計画を立てていくための時間です。
以上が、照明あわせに関する解説です。

つまりこの照明合わせという時間で、舞台における細かいことが確定されます。



初めての生徒は特にこれからも少しずつ、当日使う舞台用語や、舞台のルールなどが出てきますが、
それはまた、その都度ホームページブログなどで紹介できたらと思っています。

せっかく本格的に、プロが作るバレエの舞台に出演するのですから
皆さんは舞台芸術家の仲間入りです。しっかり一つ一つ覚えながらその世界の魅力を知っていってください。



最後に出演の皆様、保護者の皆様へ


これから大事なお知らせがプリント配布、メール送信、レッスン時の口頭含めて
アナウンスされることがあります。
中には提出期限のもの(用品など)、時間に関わることなども出て参ります。

ご自宅で必ず目を通していただき、備えていただければと思います。色々ご協力いただく点もございますが
何卒ご理解いただけますと幸いです。


生徒の皆様へ
舞台は、事前に多くの準備、多くのスタッフ、多くの時間を費やして制作されます。
そして、時にはお約束を守れないなどの場合はゲキが飛ぶかもしれません。

それは、本気で向き合うことは勿論ですが、皆様が本番を大成功に終わり、
ご家族の皆様にも練習の成果をしっかりみて、本番客席で喜んでいただける場になるようにと
一生懸命取り組んでいきます。


そのためにこれから、出演の皆様方がやるべきことは、
「しっかり振り付けを覚える」。「振り付けだけでなく自分の出番までの動きやスケジュールを理解する。」
「ベストの演技で成功に終わるためにしっかり練習などなるべく休まずに頑張る。」


そして、当日関わる舞台を作ってくださる全てのスタッフの皆様、出演に協力していただいた
全ての保護者様にも、

「よろしくおねがいします、おはようございます、ありがとうございました」

挨拶と感謝を忘れず、
しっかり一歩一歩日々の積み重ねで、全員で大成功を目指しましょう!


アキバレエスタジオ 






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